こんにちは、東京大学修士課程に在籍しているかけるです!
今回は、私が大学生活4年間を振り返り、特に数学(微積、線形代数)の勉強について、日常学習で役に立った参考書や実際に院試合格に繋がった参考書を紹介したいと思います!
※私自身は工学系の専攻なので、ここでは数学科向けの内容は取り上げませんが、理系全般に役立つ情報を提供します。
※確率統計、フーリエ解析、ベクトル解析など他の数学科目については、別の記事で紹介予定です。
では早速、共通、微分積分、線形代数に分けて、私が実際に使ったおすすめの参考書ランキングを紹介します!それぞれの参考書の特徴や、どのように使うと効果的かについても説明していきます。
1位の参考書は初学者に特におすすめで、基礎をしっかり固めてから難しい問題に挑むための良いステップとなるはずです!
順位 | 共通(微分積分・線形代数) | 微分積分 | 線形代数 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | ||||||
2位 | ||||||
3位 |
共通
1位 大学編入試験問題数学/徹底演習第3版
この参考書は、編入試験対策用の問題集です。しかし、日常学習、院試対策にも非常に有効な問題集で大学1年生から大学4年生まで、全学年におすすめしたい問題集です。
特に、微分積分、線形代数に関する問題は、簡単な問題から少し難しい問題まで幅広い難易度の問題を数多くの問題を扱っています。院試を受験するなら最低限解けたい問題が数多く掲載されています!
確率統計や他の応用数学の分野も微分積分、線形代数ほどではありませんが少し掲載されています。
私は、大学1,2年の授業で扱った範囲の復習に使ったり、院試勉強の始めと直前の仕上げに使ったりいていました。
2位 詳解大学院への数学 理学工学系入試問題集
この参考書は、「大学院試」に焦点を当てた、数学の問題集です。
微分積分、線形代数の問題以外にもフーリエ解析やベクトル解析、確率統計、さらには情報数学まで幅広い数学の分野をカバーしている問題集です。
この問題集は、院試直前の2か月前から使い始めました。(問題は難しいものが多いです)
難しい問題にチャレンジしたい学部1-3年生や院試勉強に余裕がある人におすすめです!
(院試勉強に余裕がない人は避けた方がいいです。)
微分積分
1位 微分積分キャンパス・ゼミ
このシリーズは「マセマシリーズ」と一般的に呼ばれていて、微分積分以外の本もすごくわかりやすく、初学者にとてもおすすめしたいです!!!
初めて大学の微分積分に触れる学生や、数学が苦手・あまり自信のない学生が取り組むのに最適です!
私は、テスト勉強に取り掛かるときの総復習や、院試勉強の導入に用いました。
文章も易しく、図表も多いのでイメージがつかみやすいです。
この参考書には別で問題集もあります。同時並行で進めていくとより理解が深まり、こちらの問題集もおすすめです!
2位 詳解大学院への数学 微分積分編
【1.共通 2位】で紹介した問題集の姉妹書で、微分積分に特化した問題集です。
「詳解大学院への数学 理学工学系入試問題集」は、余裕がある人向けにおすすめしたのですが、
「詳解大学院への数学 微分積分編」は、微分積分を学習する人、院試受験する人は持っておいて損のない問題集です!!
典型的な問題を基礎から応用問題まで扱っています!
簡単な参考書で一通り学習を終えてから取り組むのがおすすめです!
3位 微分積分 (大学院入試問題から学ぶシリーズ)
こちらの参考書も問題集です。
ただ、難関大学の院試に特化している問題構成となっており、日常学習というよりも院試対策時に用いるのがいいです!または、数学(微分積分)に実力がある意欲ある学部1-3年生もぜひ取り組んでほしいです。
ほとんどの大学の院試対策ではオーバーワークになってしまうため、受験する大学や自分の実力をしっかり見極めて取り組んでみてください!!(個人的には面白い問題いっぱいです!)
線形代数
1位 線形代数キャンパス・ゼミ
微分積分でもおすすめした「マセマシリーズ」の線形代数ver.です!
こちらも初学者に本当におすすめです!!
線形代数は大学に入学して初めて登場する分野で、「よくわからない、、、」となる人も多いのではないでしょうか。(私も学習し始めは「線形代数は結局何がしたいの?」状態でした笑)
この参考書と問題集は図表が豊富かつ分かりやすい日本語で書かれています。この参考書を通じて線形代数のイメージを掴むことができます!
2位 詳解大学院への数学 線形代数編
【1.共通 2位】で紹介した問題集の姉妹書で、線形代数に特化した問題集です。
「詳解大学院への数学 理学工学系入試問題集」は、余裕がある人向けにおすすめしたのですが、
「詳解大学院への数学 線型代数編」は、線形代数を学習する人、院試受験する人は持っておいて損のない問題集です!!
典型的な問題を基礎から応用問題まで扱っています。
微分積分編と同様、簡単な参考書で一通り学習を終えてから取り組んでみてください!
3位 明解演習 線形代数
こちらも問題集です。
この問題集は良問ぞろいで、線形代数のあらゆる問題を幅広く、詳しく解説されています。
私は、授業の復習・予習のために用い始めました。院試対策でもメインはこの問題集を使っていました。
ただ、かなりのボリュームがあるので、線形代数の概観をつかみたい方、院試直前期の方には向かない問題集です。問題の難易度も幅広いので、辞書代わりに(類題探しに)は使えますので、線形代数学習者は持っておいて損のない1冊です!
まとめ
読んでくださった方、ありがとうございます!!
大学の数学は難しいですよね。。。私も大苦戦しました。笑
今回は微分積分、線形代数に焦点を当てて参考書を紹介しました。
問題集メインの紹介になってしまったため、今後分野別でおすすめの教科書なども紹介できればと考えています!(他の数学科目、物理科目、情報科目、機械科目も紹介していきます!)
コメント